TOEIC L&Rテスト900点突破への道 ~4 Part別当日戦略~
ここでは、TOEIC L&RのPart別の当日の戦略について紹介します。
それぞれ、基本戦略と個別テクニックに分けて紹介します。
1 Part 1
【基本戦略】
- 鉛筆はマークシートの正解と考えている選択肢の上に置いて、一つずつ選択肢を聞いていく(以下「リスニングマーク戦略」という。)。
- 具体的には、最初Aに鉛筆を置いておき、Aを聞いて違うと思ったら、Bに鉛筆を移動させる。
- その後、B、C、Dと聞いていくが、例えばBが正解と思ったら、Bに鉛筆を置いたままC、Dの選択肢を聞く。
- 最終的に、Dまで聞き終えた時点で鉛筆を置いている選択肢にマークする。
- 迷った場合でも、Dまで聞き終えたらただちに鉛筆を置いている選択肢にマークして、次の設問に移る。
【個別テクニック】
- あくまで写真に写っている事実だけから判断し、想像はしてはいけない。
- 人が写っている場合は、その人(達)についての描写の可能性が高いので、その人が、「どんな人」で、「どこ」で、「何をしているのか」を意識しつつ選択肢を聞く。
- 人が写っていない場合には、物について聞かれるので、物の配置を意識しつつ選択肢を聞く。
2 Part 2
【基本戦略】
- Part1と同じく、リスニングマーク戦略で回答する。
- 迷ってもCまで聞き終えたら、ただちにマークして次の設問に集中する。
【個別テクニック】
- 冒頭の疑問詞(When、Where、Who、Whyなど)は確実に聞き取る。
- 疑問詞(When、Where、Who、Whyなど)の質問の場合、Yes/Noで始まる選択肢は不正解なので回答から外す。
- ただし、Why don’t you~?の提案の場合だけは、Yes/Noで始まる場合もあるので頭の片隅に置いておく。
3 Part 3&4
【基本戦略】
- 前の本文の読み上げ後、設問の読み上げがされている間(本文と同じなので聞く必要なし。)に、次の設問と選択肢を先読みする。
- マークは本文が読み上げられている間に順次していき、本文読み上げが終わって設問の読み上げが始まるくらいにはマークを終えて、次の設問と選択肢の先読みに移る。
- 聞き終わった後に迷っても答えは出てこないので、いさぎよくマークして次の設問に移るように心がける。
【個別テクニック】
- 設問の先読みでは、特に主語をチェックし、本文が読み上げられている間はその主語に注意して聞く。
- 特に、Part3では、’man’、’woman’と設問の主語が明記されていることが多いので、話者に注意して聞くようにする。
- 設問の順番でヒントが話されるので、本文を聞きつつ設問は順に解いていく。
- 1問目で悩み続けて2問目、3問目について話されている部分を聞き逃さないように注意。
- それぞれのPartの最後には、図表がついている問題があるが、図表に関する質問はキーワードを押さえれば容易に解ける問題が多いので、チャンス問題ということを意識する。
4 Part 5
【基本戦略】
- まず選択肢を読んで、品詞問題(ある単語の異なる品詞が並んでいる問題)かどうかを確認し、品詞問題なら空欄の前後だけを読んで文型から回答し、品詞問題でないなら本文を文頭から読んで文脈を理解して回答する。
- Part7の時間を確保するため、時間をかけすぎないように留意する。
【個別テクニック】
- 動詞の活用形の問題は、文型を読み解けばクリアできる問題なので、諦めずに着実に解く。
- 語彙の問題は、知識問題でもあるので、わからなければいさぎよくマークして次の設問に移る。
5 Part 6
【基本戦略】
- 選択肢からではなく、本文を文頭から順に読んでいき、空欄に行き当たった段階で選択肢を読んで順に回答する。
- 文を選択する問題は、全体の文脈が重要なので、全文を読んでから最後に回答する。
- Part7の時間を確保するため、時間をかけすぎないように留意する。
【個別テクニック】
- Part5と同様に、動詞の活用形の問題は、文型を読み解けばクリアできる問題なので、諦めずに着実に解く。
- Part5と同様に、語彙の問題は、知識問題でもあるので、わからなければいさぎよくマークして次の設問に移る。
- 文選択問題は、Part7より難しい場合があるので、時間をかけすぎないようにして、わからなければいさぎよくマークして次の設問に移る。
6 Part 7
【基本戦略】
- No.147~160は、問題文が短い場合や設問数が少ない場合が多いので、多少時間がかかっても着実に解く。
- No.161以降でも、チャット形式の問は、設問数が多い場合でも会話形式で状況把握がしやすいので、多少時間がかかっても着実に解く。
- No.176~200は設問数が多いが、語彙問題(文章中の単語と同義の語を選ぶ問題)は本文を読まなくても解ける問題なので、先にその問題だけ着実に解いておく。
- リスニング問題と異なり、Part7では同義語問題以外は基本的に本文中に答えがあるので、諦めずに、解ける問題を着実に解くことを心がける。
【個別テクニック】
- 文書の目的についての設問は、文書冒頭を注意して読む。
- 固有名詞(人名、社名、地名など)についての設問は、その固有名詞を本文からスキャンするようにして読み、固有名詞が出てきた前後の文を読み込んで回答する。
- ダブルパッセージ、トリプルパッセージでも、そのうちの一つの文書について聞いている問題(設問文で、~で述べられていることについて、と明示的に参照文が示されている問題)の場合もあるので、焦らず着実に解く。
- NOT型問題(設問文でNOTが入っている、~でないのはどれ?という問題)は、選択肢一つ一つを照合する難問のため、時間がない場合は勘でマーク。
- 文位置選択問題(設問の文は1~4のどこに入るでしょう?という問題)は、全体の文脈から読み解く難問のため、時間がない場合は勘でマーク。
- どんな状況でも、塗り絵だとしても、時間内に全ての問にマークをする。