英検1級合格への道 ~7 リスニング勉強法~
概要
リスニング問題としては、1~4の4つの設問があり、それぞれ以下の問題数になります。
1:会話(10問)
2:文(10問=2問/セット×5セット)
3:アナウンス(5問)
4:インタビュー(2問)
3でも記載しましたが、リスニング問題の攻略においては、筆記試験時間中の選択肢の先読みが超重要です。
特に、1、2、4は選択肢のみで問いは記載されていないため、選択肢の先読みで問いの内容を想定しておくことが必要になります。
このため、先読みの優先順に設問別の対策を紹介します。
設問別対策
<2:文(10問=2問/セット×5セット)>
1つのリスニングで2つの問題があり、選択肢を先読みすることが必須です。
筆記試験時間中に選択肢を読んで、どのようなテーマが話されそうか、何が問われそうかぱっとわかるように作業します。
時間は限られているので、キーワードに〇をつけていきます。
リスニング試験中は、1の放送が終わったら、すぐに2の1セット目の作業済みの選択肢に目を通してからリスニングします。
問題はきちんと順番に出てくるので、リスニングしながら1問ずつ回答し、放送が終わったら、すぐに次のセットの選択肢に目を通して準備します。
2は放送開始前にどこまで準備できるかが攻略のカギで、前の設問の回答に時間をとられるとその後総倒れするので要注意です。
<4:インタビュー(2問)>
会話形式で非常に長いため、選択肢を先読みしておくことが必須です。
2の文と同様に、筆記試験時間中に選択肢を読んで、どのようなテーマが話されそうか、何が問われそうか、キーワードに〇をつける作業します。
大体選択肢にある単語が複数出てくることが多いので、ただ単語をチェックするだけでなく、選択肢の文脈もチェックしておきます。
リスニング試験中は、3の放送が終わったら、すぐに選択肢に目を通して準備します。
<1:会話(10問)>
1問ずつ、計10問が、会話形式で進みます。
筆記試験時間中の先読みはできたら1の会話まで到達できたらベストです。
その際に、後半の問題ほど会話が長いため、先読みは10問目からさかのぼって先読みします。
2や4と同様に、選択肢を読んで、どのようなテーマが話されそうか、何が問われそうか、キーワードに〇をつける作業します。
リスニング試験中は、全体説明中は先読みの続きをして、該当する問の時間になったら、その問に全集中します。
2と同様に、前の設問の回答に時間をとられるとその後総倒れするので、放送が終わったら速やかに回答して、次の設問に移ることが重要です。
<3:アナウンス(5問)>
他の設問と異なり、放送が始まる前に10秒設問を読む時間が与えられ、さらに選択肢だけでなくQuestionも記載されている、唯一の設問です。
また、選択肢が短いことが多く、直前にチェックするだけでも対応が可能な設問なので、確実に得点源にしたい設問です。
基本的には、リスニング試験中に、前の問題が終わったら次の問題と選択肢を先読みします。
この設問では、Situationという前書きに書いてある条件を踏まえて、回答することとなります。
このため、Situationの条件を素早く〇でチェックし、Questionで質問される内容を理解した上で、選択肢に目を通します。
リスニング中は事前にチェックした条件の該当・非該当を意識しながら、非該当となった選択肢は落として、消去法的に回答します。
放送開始直後から重要な内容が出てくることも多いので、最初から全集中がポイントです。
他の問と同様に、前の設問の回答に時間をとられるとその後総倒れするので、放送が終わったら速やかに回答して、次の設問に移ることが重要です。
使用参考書
3の『英検1級集中ゼミ』(旺文社)を終えたら、『英検1級過去6回全問題集』(旺文社)で過去問演習を丁寧にやります。
この演習に当たっては、1回分を全部通し(筆記試験及びリスニング試験)で、本番どおりの時間で解くことが重要です。
過去問演習後に試験まで時間に余裕があれば、『英検1級予想問題ドリル』(旺文社)の演習も加えると効果的です。
勉強の進め方
リスニング対策で一番重要となるのがシャドーイングです。
設問別対策を意識して演習を行い、解説を読んで復習できたら、音声をひたすらシャドーイングします。
シャドーイングは、私は通勤中にやっていて、今はマスクもあるので声を出さずに口を動かすだけでも効果ありです。
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