英検1級合格への道 ~6 長文読解勉強法~
概要
長文読解には2、3の2つの設問があり、それぞれ以下の問題数、想定時間配分になります。
2:長文空所補充(6問=3問/セット×2セット)
→20分=10分/セット×2セット
3:長文一致選択(10問=3問/セット×2セット+4問/セット×1セット)
→35分=10分/セット×2セット+15分/セット×1セット
長文のレベルは、1の語彙問題のような最高難度の英単語は多くないですが、専門的な内容のため、理解するのが難しいものが多いです。
このため、速読してもあまり頭に入ってこず、可能な限り精読することが重要になります。
この長文学習については、私自身ひたすら速読演習をして精読復習を十分にしないままで、一向に過去問の長文の点数は上がらず悩みました。
この経験から、ひたすら速読・演習だけを繰り返してもあまり効果がなく、1問1問時間は守りつつできる限り精読することが効果的という結論に至りました。
使用参考書
長文学習については、3の『英検1級集中ゼミ』(旺文社)を終えたら、『英検1級過去6回全問題集』(旺文社)で過去問演習を丁寧にやるに限ります。
この演習に当たっては、1回分を全部通し(筆記試験及びリスニング試験)で、本番どおりの時間で解くことが重要です。
過去問演習後に試験まで時間に余裕があれば、『英検1級予想問題ドリル』(旺文社)の演習も加えると効果的です。
勉強の進め方
まず、長文の解き方です。
以下が一番解きやすかったです。
①1問ずつ設問(選択肢は③で読む)を先読み
②本文を読む
③選択肢を読んで回答
④次の設問を先読み
その上で、勉強の進め方は以下のとおりです。
①過去問を本番時間どおりに解く
②一問ずつ、本文・設問・選択肢の読解が間違っていなかったか、和訳と照合(時間をかけてでも精読する)
③不正解の問、勘で正解した問について、どの文を勘違いしたかチェック
英検は日本の試験のため、日本人が間違いやすそうな選択肢が多くあります。
この試験のクセを見抜くためには、②でしっかり精読して本文・設問・選択肢を理解した上で、③で引っかかったワナをチェックしておくことが重要です。
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