英検1級合格への道 ~4 英単熟語勉強法~
概要
2でも言及しましたが、リーディングの半分以上を占める語彙問題対策は、非常に重要です。
そして、そのレベルの高さが1級受験の一番のハードルとなります。
1級では、ネイティブでも日常的には使わないような単語が含まれています。
このため、TOEIC L&Rの勉強では出会わない単語ばかりで、しばらくは絶望感がぬぐえません。
実際に私も、最初は過去問の1割もわかりませんでした。。
そのような絶望経験も踏まえての対策を紹介したいと思います。
使用参考書
私が使用した参考書は、『英検1級でる順パス単』(旺文社)、『英検1級語彙問題完全制覇』(ジャパンタイムズ出版)です。
まず、『英検1級でる順パス単』(旺文社)は、英検対策の王道の「パス単」シリーズです。
単語編がでる度A:700単語、でる度B:700単語、でる度C:700単語で、熟語編が300熟語となっており、100単熟語単位で1セットになっています。
次に、『英検1級語彙問題完全制覇』(ジャパンタイムズ出版)は「パス単」と並行して問題演習をする参考書です。
625問あり、正解以外の単語についてもきちんと意味が記載されているところがメリットです。
勉強の進め方
まず、『英検1級でる順パス単』(旺文社)の、勉強ペースについてです。
一番大変な1周目は、でる度Aは100単語/日、でる度B以降は50単語/日が、ぎりぎりモチベーションを保てるペースでした。
続いて、勉強の進め方は以下のとおりです。
①その日の単熟語を赤シートで隠して、知っている/知らないを総チェック(書いてある意味を1つでも知っていればOK)
②知らなかった単熟語について、語源を調べて、覚えるヒントを本文に書き込む(Web検索で「(調べたい英単語) 語源」で調べる、『英単語の語源図鑑』(かんき出版)で調べるなど、語源で覚えづらければ語呂もあり)
③知らなかった単熟語について、赤シートで隠して、何度もコアイメージをしみ込ませる(②で書き込んだヒントを参照する)
④翌日と翌々日も、知らなかった単語を赤シートで隠して復習する
⑤①~④を繰り返して1周を終えたら、2周目からは1日当たりの単語数を拡大して、①~④を繰り返す(②はどんどん情報を追加)
次に、『英検1級語彙問題完全制覇』(ジャパンタイムズ出版)の勉強の進め方は以下のとおりです。
①本番同様の25問/日、15分で解く
②答え合わせをしながら、意味を分かって正解=〇、勘で正解=△、不正解=×に仕分ける
③正解以外の単語も意味を覚えているかチェックする
④2周目からは、△、×の問題のみ解く
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