政治学び直し!~民主政治とは~
ここ最近のニュースは政治一色。
自民党総裁選の話題で持ちきりで、10月4日に岸田新内閣が発足しました。
さらに、岸田総理は月末10月31日に衆議院議員総選挙投開票とする意向を表明しました。
そんなニュースを横目に、
・そういや内閣ってなんだっけ?
・総選挙って誰に投票する?
・そもそも政治って何?
そんな疑問を抱きつつも、日々過ごしている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで、せっかくの機会ということで、一緒に政治の学び直しをしたいと思い立ちました。
良くも悪くも学ぶなら網羅的にという性格があり、今回大学受験の参考書を参考にしながら学び直しをしていきます。
ただ、紹介するのは網羅的ではなく、気になるところをピックアップしていきます。
大学受験の参考書は、基礎的なところをわかりやすく解説してくれていて、学び直しにオススメです。
それでは本日は、民主政治とは、ということで政治の根っこを振り返りたいと思います。
1 政治とは調整
・人々の集まりから社会が成立
・様々な利害・意見の対立が発生
・社会秩序を維持するため利害を調整
政治とは、社会における人々の利害を調整し、社会秩序を維持する行為を指します。
社会秩序を維持するためには、従ってもらうための強制力=権力が必要となります。
2 権力が許される理由
・合法性による「合法的支配」
・神聖や伝統による「伝統的支配」
・カリスマによる「カリスマ的支配」
強制力=権力がなぜ許されるのでしょうか?
マックス・ウェーバーによる上記の3つの理由があります。
日本は「法の支配」である「合法的支配」で、権力が正統化されています。
3 主権とは
・主権とは対国内で最高かつ対国外で独立
・最高意思決定権がある
・他国からの独立権がある
国家の主権とは、自ら意思決定ができ、他国に干渉されないことです。
国家の3要素(領域、人民、主権)の1つです。
4 人間は生まれながらに自由
・人間は生まれながらに自由
・自由や生命・財産を奪うことはできない
・それに加えた社会的強制力が法
自由は誰にも奪えないから法律には規定がありません。
その自由の上で法律による規制があります。
ちなみにイギリスは年間3つ程度しか法律を作らないそうです。
5 社会契約説
・人間の自由は奪われないはず
・自由を守る合意のために契約する
・契約が実現されなければ革命で変えればよい
生まれながらの自由が守られない社会で、その自由を守るために契約するのが社会契約説です。
革命にもつながります。
6 自由を求めて
・国家からの自由:自由権
・国家への自由:参政権
・国家による自由:社会権
国家が個人に介入しない自由(自由権)
→国家に勝手にさせない自由(参政権)
→国家が個人に介入して弱者を救う自由(社会権)
人々は、自由を求めて様々な権利を求めてきています。
以上、政治の根っこについて振り返ってきました。
政治とは調整であり、その調整のために強制力たる権力が必要となります。
また、人類の自由を求める気持ちが、政治の在り方を多様にしています。
その自由一つでも非常に多様化していますので、その点もじっくり考えていきたいと思います。