TOEIC L&Rテスト900点突破への道 ~1 中学レベル学習戦略~
TOEIC L&Rテストについて、900点突破を目指した学習戦略を紹介します。
私自身は2019年に900点を達成しました。
大学時代から10年以上受験してきましたが、当初はなかなかスコアが伸びませんでした。
その後、忙しい社会人でも900点が取れたのは、しっかり戦略を考えて、効率的・効果的な勉強をするようになったためだと考えています。
このため、どのような参考書を使用するのが効率的か、本番試験をどのようなテクニックで攻略してきたかを紹介し、900点突破への道を示したいと思います。
ここでは、英語学習の基礎から始める場合の、中学レベルの学習戦略について紹介します。
対象者としては、しばらく英語に触れていなかった方や英語に苦手意識が強い方になります。
中学レベル英語の学習に当たっては、英文法と英単語の基礎を固めることが重要です。
最近は学び直しブームもあり、非常に多くの学び直し本があります。
ここでは、TOEIC L&R対策にも繋がる参考書を紹介し、基礎を確立します。
中学レベル英文法
ここでは、『中学校3年間の英語が1冊でしっかりわかる本』(かんき出版)を使用します。
著者はTOEIC L&R対策本でも有名な濱﨑氏で、本書もTOEIC L&Rも意識した構成となっています。
本書では文法解説に加えて、4技能トレーニングがありますが、ここでは、文法解説に特化して基礎を学びます。
以下が勉強の進め方です。
①解説を隅々まで精読し、知らなったところやあいまいだったところはマーカーを引く
②例文は音読する
③その日に学習した全ての例文を、しおりで和訳を隠しながら1回音読して和訳できるかチェックする
④解説のマーカー部分を復習する
⑤翌日と翌々日も、マーカー部分の復習と例文音読・和訳をしてチェックする
中学レベル英単語
中学レベル英文法の学習と並行して、中学レベル英単語も習得します。
ここではまず、『中学校3年間の英単語が1ヵ月で1000語覚えられる本』(かんき出版)を使用します。
私自身、TOEIC L&R 900点、英検1級を取得する中で、英単語学習にはずいぶんてこずってきました。
その経験を踏まえて実践した方法が、この参考書でも紹介されている方法に近いため紹介します。
勉強の進め方は、本書の冒頭のガイダンスをしっかり読んで、ガイダンスどおり勉強を進めることをおすすめします。
本書の一番いいところは、単語の右に記載されている「ひと言コメント」です。
英単語を覚えていく上では、「ひと言コメント」に記載されているような語源や関連情報が非常に重要となります。
続いて、上記の『中学校3年間の英単語が1ヵ月で1000語覚えられる本』が覚えられたら、『究極の英単語vol.1』(アルク)も使用します。
この「究極の英単語シリーズ」は、vol.1~4で見出し語だけで合計12,000語を習得でき、網羅性が非常に高いです。
このため、かなりの部分『中学校3年間の英単語が1ヵ月で1000語覚えられる本』と被っているかと思いますが、漏れのないように、vol.1もここで習得します。
勉強の進め方は以下のとおりです。
これは英単語のレベルが上がっても変わりません。
①その日の単熟語を赤シートで隠して、知っている/知らないを総チェック(書いてある意味を1つでも知っていればOK)
②知らなかった単熟語について、語源を調べて、覚えるヒントを本文に書き込む(Web検索で「(調べたい英単語) 語源」で調べる、『英単語の語源図鑑』(かんき出版)で調べるなど、語源で覚えづらければ語呂もあり)
③知らなかった単熟語について、赤シートで隠して、何度もコアイメージをしみ込ませる(②で書き込んだヒントを参照する)
④翌日と翌々日も、知らなかった単語を赤シートで隠して復習する
⑤①~④を繰り返して1周を終えたら、2周目からは1日当たりの単語数を拡大して、①~④を繰り返す(②はどんどん情報を追加)
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