英検1級合格への道 ~3 形式勉強法~
形式勉強参考書
ここから具体的な勉強法に入ります。
まずは、1級がどのような形式になっているかを学びます。
私のおすすめ参考書は、『英検1級集中ゼミ』(旺文社)です。
各設問の特色と対策が丁寧に解説されていて、1級初心者がストレスなく学ぶことができます。
従来、試験対策の鉄則はまずは過去問から!なのですが、英検1級に関しては、設問形式を知ることから始めることをおすすめします。
というのも、1級の教材数は限られているため、過去問自体が演習の中心となってきて、貴重な教材だからです。
過去問は各設問の対策で触れますが、それぞれじっくり取り組んで復習するのでご安心ください。
1次試験の時間配分
1次試験は、筆記試験100分、リスニング約35分となっています。
TOEIC L&Rとは逆で筆記試験→リスニングの順番になり、時間に追われるというよりは考える時間が多いという感覚です。
筆記試験について、私が意識していた時間配分は以下になります。
1:語彙(25問)
→15分
2:長文空所補充(6問=3問/セット×2セット)
→20分=10分/セット×2セット
3:長文一致選択(10問=3問/セット×2セット+4問/セット×1セット)
→35分=10分/セット×2セット+15分/セット×1セット
4:英作文(200~240語)
→25分
※リスニング問題先読み
→5分(2→4→1の順)
この中で最後のリスニング問題先読みが超重要になります。
特に、リスニングの2と4は2問1セットとなるため、選択肢を先に読んでおかないと非常に難しいです。
私も、過去問演習で先読みしていないときは、2や4が全滅なときもあったくらいです。
このため、筆記試験の2、3の長文問題は時間をかけすぎないように意識して、4の英作文とリスニング問題先読みにきっちり時間を確保できるように進めることが重要です。