マインドマップ体系化

地獄の門。
オーギュスト・ロダンの作品です。
いつ見ても重々しい雰囲気を放っていますよね。
その門の先には何が見えるんだろうとちょっとワクワクもします。

さて、本日は前回の読書術で最後に触れた、インプットした知識の体系化について紹介します。
まずはイメージとして、まだブラッシュアップ中ですが、論理思考について体系化したものをお見せします。

このように、私はマインドマップを活用して体系化を行っています。
それでは、早速この体系化のステップについて紹介したいと思います。

目次

1 テーマに関する情報を集める
2 コア本を決める
3 マインドマップにポイントを集約する
4 マインドマップを整理する
5 追加情報を加えてアップデートしていく
6 体系化マインドマップを実践する

1 テーマに関する情報を集める

まず、この体系化という作業の目的は、インプットした知識の整理です。

読書や雑誌やニュースなどの情報から、様々な知識をインプットしています。
しかし、その知識をすぐにアウトプットできるかというと、なかなか難しいかと思います。
そこで、これまでにインプットした知識を整理してアウトプットしやすくするのが、体系化という作業になります。

このステップでは、体系化したいテーマを決めた上で、そのテーマに関する情報を集めます。
情報を集めると言っても、これまでの読書記録や収集している情報をパソコン上で見ることができれば十分です。
例えば、読書記録ならテーマに関連する読書記録のNo.を整理するといった感じです。

2 コア本を決める

体系化と言われても、いきなり自分だけの力で進めることは難しいです。
このため、これまでに読んできた本の中で、最も体系立っていると思う書をコア本に決めます。
コア本は、教科書的にそのテーマに関してのパーツが網羅されていることがポイントです。

逆に、同じテーマの本を読んでいると、コア本では書かれていない良いポイントが、コア本に全て書いてあるような気がして、見逃すことがあります。
こういった「置いてけぼり」の良いポイントも残さず取り入れるためにも、コア本を幹として活用し、各本から拾い上げていくことが重要です。

例えば、私はこの論理思考を体系化する際には、『問題解決』(英治出版)をコア本としています。

3 マインドマップにポイントを集約する

ここからマインドマップを活用します。
ちなみに、マインドマップのソフトはいろいろとありますが、私はシンプルで使いやすいX Mindという無料ソフトを使っています。

マインドマップをダウンロードして開いたら、まず中心に体系化するテーマを打ち込みます。

そして、ここからコア本が活躍します。
コア本の読書記録を見つつ、テーマが根だとしたら、幹になる項目を打ち込みます。
私の例でいけば、再掲の以下マインドマップで1~5と番号を付けている項目です。
なお、番号は必要なときだけ付けています。
この幹になる項目が、ゼロベースで自分で考えると大きな労力になってしまうため、コア本の力を借りています。

幹の項目ができたら、そこから階層を意識しながら、コア本の良い点=ポイントを打ち込んでいきます。
テーマ=根主要項目=幹とすれば、その先のこれまでのインプットのポイントが枝葉(上図の下線部)になります。
この枝葉を打ち込むときのポイントは、まずはここかなという分類で、とにかくマインドマップ上に落とし込むことです。

コア本のポイントが打ち込めたら、続いて1で整理したその他の本や収集した情報を、分類を意識しつつ同様に枝葉に打ち込みます。

4 マインドマップを整理する

3でこれまでのインプットのポイントがマインドマップに集約されました。

ここで、改めてコア本から打ち込んだ幹の妥当性について見直します。
他の情報から、コア本では漏れていた点、コア本よりもきれいに分類できる点があれば、幹自体を見直します。

その上で、枝葉部分についても整理をしていきます。
枝葉部分の整理の際には、できる限り言葉がシンプルになるようにしつつ、同じ言葉は集約するように心がけます。

このような整理作業を行うことで、これまでのインプットを自分オリジナルのアウトプットの種とすることができます。

私も引き続きブラッシュアップしていって、そのまま人に見せてアウトプットできるようなマインドマップにしていきたいです。

5 追加情報を加えてアップデートしていく

4までで一度体系化ができれば、後は新たに読書や勉強で学んだ情報をこのマインドマップに加えることで、アップデートできます。
読書記録をつけたときに、関連するテーマのマインドマップを振り返ることで、継続して強化していくことができます。

アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何物でもない
とよく言いますが、様々な本から学んだことも、自分の視点で体系化していくと新たな価値を生み出せるのではないかと信じています。

6 体系化マインドマップを実践する

最後に、このステップが一番大切になりますが、体系化したマインドマップを活用して、アクションとして実践していくことが重要です。

私もまだこのステップはやり始めたところですが、しっかりと自分自身の骨に肉にしていけるようにがんばっていきたいです。
ここももう少し自分の中で実践できてきたら、具体的に紹介をしたいなと思っています。
ちなみに、一般的には、スキルを身に着けることを、「血肉化する」と言いますが、私はいつからか「骨肉化する」と言っています。
なんとなく「骨身にしみさせる」という感じから、勝手に「骨肉化する」と言っています。

前回の読書術に続いて、アウトプットに向けたマインドマップ体系化を紹介しました。

マインドマップ体系化はまだ初めて1年少ししか経っていないので、試行錯誤しながら取り組んでいます。
他にも新しい使い方などできてきたら紹介します。

皆さんもマインドマップをこんな風に使っているなどあれば、ぜひご紹介ください。

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